当社の創業者である小山武雄が、印刷業の将来性に着目し、高品位な印刷を目指して起業したのは明治45年(1912年)のことです。その最初の第1歩を踏み出したときから、真っ直ぐに印刷業の本道から外れることなく地元福山の地に根ざし、株式会社小山オフセット印刷所は2012年の時点で創業100年を超える企業の仲間入りを果たすことができました。
水と空気以外には何にでも印刷ができる―、と、印刷業界で度々語られるまでに、創業以来、印刷技術は幾多の変遷を経てきました。また、近年の印刷業界はデジタル技術の革新とともに大変革期に突入しています。そうした状況の中で、多様化に向け急速に変化するメディア全般への対応は、私たちにとっても目下の急務でもあります。ただ、そうした時代の流れの中でも、忘れてはならないこと、失ってはいけないことがあります。それは、印刷業界の傾向や状況を基準に判断するだけではなく、お客様の立場で考えて価値のある印刷をお届けするということなのです。
創業100年を迎え、そこから私たちは再び新しい1歩を踏み出し、新しい1日、新しい1年を重ねています。高度化する顧客ニーズに合わせて設備を導入しても、それを扱うのは「人」であり、マルチメディアに対応する技術があっても、印刷の基本の部分はやはり「紙」である。人にしかできない仕事、紙でしか得られない手触りや質感、それは株式会社小山オフセット印刷所が守り続けたい部分でもあります。
また、当社のホームページは、お客様にとって質の高い情報を発信することを常に心がけて制作しています。どうぞ、忌憚のないご意見ご要望をお寄せください。
代表取締役 小山 正